
株式会社アイリッジは、株式会社NTTデータの信用金庫業界向けスマートフォンアプリ「アプリバンキング」において、2018年7月をめどに追加されるオプションサービス「クーポン連携」に「popinfoクーポン」が導入されると発表した。
これにより、店舗への来店促進や地域活性化の推進などに活用することが可能となる。
期間などを限定したクーポンの配信が可能に
位置情報等を活用し、対象顧客、期間などを限定したクーポンを配信することを可能とするサービス。どの利用者がどのクーポンを利用したのかを計測可能(電子もぎり機能)であり、それらのデータをもとにマーケティングの高度化が可能。
このサービスにより、アプリ利用者は、地域に密着したクーポンなどのお得な情報を必要なタイミングで受け取ることができる。信用金庫においては、クーポンを通じて地域の顧客企業の売り上げ向上および地域活性化に貢献し、顧客企業のさらなる金融サービス利用につなげることも期待できるという。
スマホアプリ「アプリバンキング」の3つのメニュー
NTTデータが提供する信用金庫向けスマホアプリ「アプリバンキング」は、主に「バンキング」「マーケティング」「他サービス連携」の3つのメニューから構成されている。
「バンキング」では、インターネットバンキングの申し込み手続きをすることなく、アプリから必要な情報を登録するだけで即座に残高照会・入出金明細照会を利用することができる。残高照会などのバンキング機能を提供するスマホアプリを提供するサービスは、信用金庫業界唯一となる。
また、取引分析と位置情報を組み合わせたプッシュ通知が可能で、地域と密着した地域金融機関ならではのマーケティングや情報提供を実現する。
伝えたい情報をポップアップで配信できるサービス
「popinfo」はスマートフォンの待受画面に、伝えたい情報をポップアップで配信できるサービス。
スマートフォンアプリに組み込むだけで、ユーザーの位置情報、属性、時間に応じた情報配信が可能。
店に近づいたユーザーやオンラインのユーザーを実店舗に誘導することに高い効果を発揮し、オンライン(ネット/アプリ)とオフライン(実店舗)の相互連携を促進するO2Oソリューションとして、小売業や商業施設などが導入している。(慶尾六郎)